ご先祖様のお墓参りに行くと、その隣のお墓が荒れ放題で

「大丈夫か???”(-“”-)”

と思ったことがよくあります。

 

皆さん、そんな体験ありませんか?

 

その荒れ放題のお墓のように、放っておくと、どうなるんでしょうか?

 

【お墓を放っておくと、無縁墓に?】

身内がお墓参りに行くこともなく、ほったらかし。

草ボーボー

そんな状態でも、墓地の「年間管理料」を支払っているのであれば、

無縁墓にはなりません。

 

ただ、「年間管理料」を数年に亘って滞納しているような場合には、

無縁墓になってしまうので注意して下さい。

そして、場合によっては、お墓が撤去されることも…。

 

えっ((+_+))

ちょっと、ちょっと、墓地を買ったはず!

そんなこと、なんで、できるの???( ゚Д゚)

 

そんな疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

墓地を買ったといっても、その墓地の土地を買ったわけではありません!(‘’)

墓地のある土地の所有者は、霊園や寺院なんです!

皆さんは、その墓地のある土地を借りているにすぎないんですよ~。

これを「永代使用権(えいだいしようけん)」と言います。

 

と、このように、墓地のある土地の所有権まで買ったわけではないので、

年間管理料が数年に亘って滞るような場合、

霊園の管理者や寺院から連絡が入ったり、

お墓に立て札が立てられたりします。

そこで、そのお墓を承継している人が、その状況に気づけばいいのですが、

気づかずに、さらにほったらかし状態が続くと

「無縁墓」として認定され、「永代使用権」も剥奪されていまいます。

 

結果、霊園の管理者や寺院が、そのお墓を撤去することもできるようになります。”(-“”-)”

 

【無縁墓になったらサクサク撤去??】

無縁墓になり、管理者側がそのお墓を撤去できるようになったとしても、

必ずしもサクサク撤去されるわけではありません。

 

なぜなら!

撤去するには、費用がかかるんですよね~~~。

お金、お金ですよ!(*_ _)

 

墓石を撤去する費用、その墓を更地にする費用・・・

結構かかるんですよね~~。

 

この費用は、もちろん、管理者側負担になります。

 

となると、そこまでする必要があるのか?

そこが問題。

 

ですので、次にお墓を建てたい人が待っているような霊園は別ですが、

田舎のさびれた寺院に、そんなに順番待ちがあるでしょうか?

 

というわけで、都会の公営墓地の場合、費用は税金で賄われますし、

次にお墓を建てたい人も待っているし、

となり、さく~~っと撤去されるかもしれませんが、

そうでなければ、無縁墓として、そのまま放置…。

さらに草ボーボー。

何十年もすれば、誰の墓なのかも分からないぐらいの状態になるんでしょうねえ。。。

 

【終わりに】

ご先祖様のお墓が撤去されて、いつの間にか無くなっているのも困りますが、

無縁墓となってほったらかしになっているというのも困りもの。

そもそも、ほったらかしにならないように、

事前に対策をとる。

墓参りに行けない場所であれば、「墓じまい」して、

近くに墓を建てるなり、永代供養にするなり、

色々と検討しておくことをお勧めします。

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!(^^

今日も一日、皆様にとって、素敵な一日になりますように!

今後とも、「奈良発!女性行政書士若林かずみの日々是好日」ブログを宜しくお願いいたします。

特定行政書士、申請取次行政書士(immigration lawyer)、AFP  若林かずみ(wakabayashi kazumi)
和(yawaragi)行政書士事務所
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